ドローンによる3次元測量とは|写真付きで手順を徹底解説!

土木測量の分野では、技術の進化が急速に進んでおり、その中で注目を集めているのが
「ドローンによる三次元測量」です。
本記事では、実際に「コマツ認定ドローン測量実践コース」を開講している当スクールが、
ドローンがどのように土木測量に革新をもたらしているかに焦点を当て、そのメリットや実際の測量手順についてご紹介していきます。

また本記事からドローン測量にご関心をお持ちいただけた方には、
特典としてドローン測量導入の際に役立つ実践資料をお送りしております!
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ドローン測量の基本

1. ドローンによる三次元測量とは

ドローンによる三次元測量とは、リモートセンシング技術を活用して、地上のデータを高精度で収集する手法です。 これにより、従来の手法では難しかった場所やデータの取得が可能になり、効率的な測量が実現されています。

2. ドローン測量の方法

①写真測量
写真測量は、可視光や赤外線の光学的なデータを使用して地表の情報を収集し、それを基に地図の作成や地形モデリングを行う手法です。当スクールの「コマツ認定ドローン測量実践コース」でもPhantom 4 Pro V2.0を活用し、写真測量を教えております。
レーザ測量では使用する機体が約1千万円と非常に高額であり、写真測量では導入費用を抑えてドローン測量を取り入れることができます。

②レーザー測量
レーザー測量は、レーザー光線を使用して地表の距離情報を高精度かつ高密度で収集する技術です。 この手法は、写真測量では撮影することができない樹木下の地表面なども測量することができ、詳細な地形データを取得することが可能です。
しかし、使用する機体が約1千万円と非常に高額であるため、コスト面で導入ハードルが高くなっています。

 

ドローン測量のメリット

①高精度なデータ収集

ドローン測量は高解像度かつ高精度なデータを収集できるため、細かい地形の変化や構造物の微細な部分まで正確に捉えることが可能です。 また、現在国が推進しているi-Constructionに対応した3次元データの取得ができるため、BIMやCIMとの連携にも役立ちます。

②作業時間の短縮

従来の測量作業に比べ、ドローンを利用することで作業時間が大幅に短縮されます。 迅速なデータ取得により、プロジェクトの進捗管理が容易になります。 実際に国土交通省によるとTS測量では5日(40時間)要していた作業がドローン写真測量では1日(1時間程度)で作業が完了したとのことです。

③安全性の向上

難易度の高い地形や危険な場所でも、人間が直接立ち入ることなくドローンを利用して測量できるため、作業の安全性が向上します。

 

ドローン測量で用意するもの

ドローン測量を行うためには下記のものが必要です。
実際に「コマツ認定ドローン測量実践コース」でも使用しています。

・ドローン本体 ・ドローンバッテリー ・ヘルメット ・SDカード ・PC ・対空標識 ・解析ソフトウェア

 

ドローン測量手順

1. 現場踏査
事前に現地踏査を行い、測量範囲の状況を確認します。

2. 施工計画書の作成(ドローン測量に関する施工計画書であり、起工測量等の施工計画書とは異なります。) 発注者から必要な設計図書を入手し、施工計画書を策定して提出します。

3. 飛行ルートの作成
現場踏査で確認が終了したら、測量するときに使用する飛行ルートを作成します。

4.GCP・CHPの設置
ドローン測量では、GCPとCHPを使用することで測量の信頼性と精度を確保することが可能となります。

5.ドローンの飛行
事前に作成した飛行ルートに沿ってドローンを航行させ、上空からデータを取得します。

6.3次元データの作成
ドローンで取得した写真データを基に、三次元データを作成します。

7.精度確認
作成したデータの精度確認を行います。

8.報告書の作成・納品
最後に精度試験結果報告書を作成し、3次元データを納品します。

「詳細な手順について知りたい!」という方にはドローン測量実践資料をお送りしております!
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ドローン測量に関する注意点

ドローンを飛行させるということは危険を伴う行為だということを知っておく必要があります。
人や構造物の上空を飛行させますが、墜落事故も多く発生しています。
そうしたことからドローンを飛行させるには法律やドローンの機体性能、操縦方法について熟知しておくことが求められます。

2022年12月よりドローンも免許制が開始され、当スクールも国土交通省認定の登録講習機関として免許コースを開講しています。免許制が開始されたからといって、飛行する上で免許が必須になったという訳ではありませんが、実際に当スクールのご受講生様に免許取得理由をお聞きすると、「会社の業務としてドローンを活用する上では、国家資格の取得は信頼性の最大限の担保になる」とのお声を多く頂いております。

そのため「コマツ認定ドローン測量実践コース」と併せて、2等無人航空機操縦士資格をご取得される方も非常に多くなっております。ドローン免許制や無人航空機操縦士資格について詳しく聞きたいという方はお気軽にお問合せください!

免許制度について詳しく知りたい方はこちら!
ドローン免許制度徹底解説

 

まとめ

ドローンによる3次元測量は、これまで以上に正確かつ迅速なデータ収集を可能にし、土木測量の未来を切り拓いています。しかし安全にドローン測量を行うためには、ドローン活用には測量の知識だけでなく、ドローンに関する適切な知識や操縦技術が求められます。

当スクールでは「免許コース」を通じた基本的なドローンノウハウと、「コマツ認定ドローン測量実践コース」を通じて実際の現場で活かせるスキルを身につけることができます。
ドローンによる3次元測量の魅力を体感してみてください。

 

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