Litchi Pilotとは?対応機種とダウンロード方法・自動航行の使い方を徹底解説(Mini 4 Pro/Mini 3)

皆さんこんにちは!FDDI事務局です!

DJI最新ドローンの自動航行を可能にするアプリ「Litchi Pilot(ライチパイロット)」の対応機種やダウンロード方法、従来のLitchiアプリとの違いをドローンスクールが分かりやすく解説します。

要約

  • 最新機種に対応: DJI Mini 4 ProやMini 3、Mavic 3 Enterpriseでの自動フライトやエリアマッピング(測量撮影)を実現。

  • Android専用: MSDK V5の刷新に伴い、現在はAndroid端末およびスクリーン付き送信機向けベータ版として無料提供中。

  • 導入手順: Google Playストア未掲載のため、Litchi公式フォーラムからAPKファイルを直接ダウンロードしてインストール。

1. Litchi Pilotとは?従来の「Litchi」アプリとの違い

Litchi Pilot(ライチ・パイロット)は、DJIの新しいドローン向けに設計された、自動航行・自律飛行を行うためのアプリです。

「これまでのLitchiアプリと何が違うの?」という疑問を持つ方のために、2つの決定的な違いを解説します。

内部システム(SDK)の刷新

ドローンを外部アプリで制御するためには、DJIが公開している「SDK(ソフトウェア開発キット)」が必要です。

DJIは近年、このシステムを従来の「MSDK V4」から、新しい「MSDK V5」へと完全に移行しました。Litchi Pilotはこの最新の「MSDK V5」に合わせてゼロから作り直された、全く別のアプリです。

料金体系と提供方法の違い

アプリストア(Google PlayやApp Store)で数千円で販売されている従来のLitchiとは異なり、Litchi Pilotは現在、Android向けにベータ版(テスト版)として、公式フォーラムを通じて無料公開されています。最新のドローン機能をユーザーのフィードバックを受けながら拡張している最中なのが特徴です。

2. 【最重要】Litchi Pilotの対応ドローン(機種)一覧

Litchi PilotはすべてのDJIドローンで使えるわけではありません。対応機種と、従来のLitchiを使うべき機種をしっかり確認しましょう。

Litchi Pilotが対応している機種

主に「MSDK V5」に対応した比較的新しい機種が対象です。

  • ホビー・ハイアマチュア向け機種:

    • DJI Mini 4 Pro

    • DJI Mini 3 Pro

    • DJI Mini 3

    • DJI Air 3(※今後のアップデートで対応順次拡大中)

  • 産業用(Enterprise)機種:

    • Mavic 3 Enterprise シリーズ(Mavic 3E / 3T / 3M)

    • Matrice 30 / 30T

    • Matrice 300 RTK / 350 RTK

⚠️ 注意:従来のLitchi(有料版)を使うべき機種

以下の少し前の世代の機種は、Litchi Pilotではなく、アプリストアで販売されている従来の「Litchi for DJI Drones」を使用します。

  • DJI Mini 2 / Mini SE / Mavic Mini

  • DJI Air 2S / Mavic Air 2

  • Mavic 2 Pro / Zoom

iOS(iPhone/iPad)版についての現状

DJIが現在公開している新しい開発環境(MSDK V5)がAndroidベースであるため、Litchi PilotはAndroid端末(またはAndroid OSを搭載したスクリーン付き送信機)専用となっています。現時点でiPhone版のリリース予定はありません。

3. Litchi Pilotでできること・主な飛行モード

標準の「DJI Fly」アプリでは利用できない、Litchi Pilotならではの強力なフライトモードを紹介します。

① ウェイポイント飛行(Waypoint)

地図上にピンをトントンと打っていくだけで、ドローンがその通りに自動飛行する機能です。ただルートをなぞるだけでなく、各ポイントでの「高度」「カメラの向き」「動画撮影の開始・終了」などを細かく指定できます。「毎回まったく同じルートで風景を定点撮影したい」といったプロの現場でも重宝します。

② エリアマッピング(Area Mapping)

Litchi Pilotの目玉機能の一つです。指定した多角形のエリア内を、ドローンが自動で往復(ジグザグ飛行)しながら、等間隔で写真を撮影してくれます。撮影した写真は、後からPCソフトに取り込むことで「3Dモデル」や「高精度な地図(オルザイモザイク)」に変換できるため、測量や現場管理に最適です。

③ トラックモード / フォローモード(Track & Follow)

動いている被写体(人物や車など)をカメラが自動で追いかけたり、ドローン自体が一定の距離を保ちながら自動追従するモードです。

💡 PCでルート作成ができる「Litchi Hub」

Litchiの最大のメリットは、パソコンのブラウザ上で使える「Litchi Hub(ミッションハブ)」との連携です。スマホの狭い画面でルートを作るのは大変ですが、パソコンの大画面でGoogle Earthの地形を見ながらじっくりフライトプランを作り、クラウド経由で一瞬でアプリに同期させることができます。

4. Litchi Pilotアプリのダウンロード・インストール手順

Litchi PilotはGoogle Playストアには掲載されていません。そのため、スマホや送信機に直接「APKファイル」と呼ばれるアプリの元データをダウンロードしてインストールする必要があります。

手順は以下の通りです。

 

1.公式フォーラムにアクセスする:スマホまたは送信機のブラウザで操作。

Litchiの公式サイト、または公式コミュニティ(Litchi Forum)の「Litchi Pilot Beta」のページにアクセスします。

2.最新のAPKファイルをダウンロードする:ファイルサイズに注意。

スレッド内にある最新バージョンのダウンロードリンク(APKファイル)をタップし、端末内に保存します。

3.「不明なアプリのインストール」を許可する:セキュリティ設定。

ダウンロードしたファイルを開こうとすると、Androidのシステムから警告が出る場合があります。設定画面を開き、ブラウザやファイル管理アプリに対して「このソースからのアプリを許可」を有効にしてください。

4.インストールを完了し、権限を許可する:初期セットアップ。

画面の指示に従ってインストールを完了させます。アプリを起動したら、位置情報やファイルへのアクセス権限、DJIアカウントへのログインをすべて許可すれば準備完了です。

 

5. 利用時の注意点とリスク管理

Litchi Pilotは非常に強力ですが、標準アプリとは異なる仕様やリスクを理解して使う必要があります。

あくまで「ベータ版」であることを忘れない

Litchi Pilotは現在もバグ修正や機能追加が頻繁に行われているテスト版です。アプリが突然終了したり、ドローンが予想外の動きをする可能性がゼロではありません。初めて飛ばす際は、必ず周囲に障害物がない広い場所を選び、いつでも手動操作(スティック操作)に切り替えられるよう指を離さないでください。

電波ロスト時の挙動(ジョイスティックモード)

Mini 3やMini 4 Proなどのホビー向け機種でLitchi Pilotを使う場合、ドローン本体にルートを記憶させているわけではなく、「送信機(アプリ)から常にラジコンのように指示を送り続けて自動飛行させている(ジョイスティックモード)」状態になります。

そのため、送信機とドローンの間の電波が切れると、自動飛行はその時点で中断され、DJI標準の「自動帰還(RTH:リターン・トゥ・ホーム)」が発動します。山陰や長距離のフライトで電波が途切れないよう注意しましょう。

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