ミツウロコグリーンエネルギー株式会社

ドローンスクールに通うまで

1.ドローンスクールを受講された動機を教えてください。

私がFDDIを受講した目的は風力発電のブレード点検におけるドローン操縦技術を学ぶためです。FDDIは、「ドローンを活用した業務」に強いということで、本社が選定したと聞いています。
ミツウロコグリーンエネルギーは、地球環境改善への貢献を目指し、小売電気事業者を通じて消費者の皆様に風力、ソーラー、バイオマス発電によるグリーンエネルギーをご提供しております。
平成29年度から「風力発電設備の定期安全管理制度」が施工され、日本電気協会の定期点検指針の中で、風力発電のブレード点検の方法の一つにドローンが指定されたことに伴い、当社は従来の点検方法に加えてブレード点検にドローンを使用しております。

ドローンスクールに通った後

2.FDDIの講習はいかがでしたか。よかったところ、役にたったところはどのような点ですか。

 FDDIを受講しなければ、こんなに早く、ブレード点検業務にドローンを導入、安全に飛ばすことはできませんでした。
改正航空法など法規制やルールの体系的解説、GPS無での訓練等業務上のさまざまなトラブル・リスク対処を想定した実務訓練はとても有用でした。
FDDIは、当社のために講習場所ドームの柱を風力発電のブレードに見立て、対象物の撮影から診断まで実務さながらの「ブレード点検」実習を実施してくれました。これは実務を行なう際、非常に参考になりました。

事業におけるドローンの活用

3. 貴社の事業・サービスではドローンをどのように活用していますか?

 前述の通り、異常の早期発見を目指し、風力発電のブレード点検に活用しています。ドローンを使用することのメリットは「点検精度向上」と「迅速性」にあります。
従来の地上や高所作業車を利用した点検では、下から上を見上げる観察が主で、確認できる異常箇所に限界がありました。ドローンでは、例えば上から下、横、斜めからなど様々な角度・近距離からの高画像撮影により、従来見つけにくかった異常箇所の発見が可能・容易になりました。
また高所作業車を外注する場合、手配に数日を要しますが、自社ドローンでは撮影日・撮影時間に縛られることなく、タイムリーな撮影ができています。
風力発電は、ブレードに異常があると回転時に異音が発生します。現場で異音を確認した際、その都度ドローンによる点検を行っており、迅速な故障診断と修理対応に寄与しています。
現在はPhantom4proを使用しており、近距離での撮影は1mが限界です。安全かつさらに高精度な撮影のため、ズームカメラの必要性を強く感じています。

4. 貴社の事業において、今後、ドローンをさらに活用していく展望はありますか?

 現在、ドローンによるブレード点検は2つの風力発電所で実施していますが、各発電所にドローン操縦者を育成し、全風力発電所に展開していく予定です。また、赤外線カメラを使用した、太陽光パネルの点検をはじめとして、その他多用途への拡大を考えています。

 ミツウロコグリーンエネルギー株式会社 ウェブサイト :https://www.mitsuurokogreenenergy.com/

 

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